製作：フィルムハウス／提供：Ｘｃｅｓ Ｆｉｌｍ／脚本：有馬仟世1998『三十路同窓会 激しすぎる性欲』より／監督：大門通／撮影：天野健一／照明：藤塚正行／編集：金子尚樹／製作担当：堀田学／助監督：高田宝重／スチール：松本誠／録音：シネキャビン／現像：東映ラボテック
◆キャスト◆
友美：佐藤都／春江：村上ゆう／美紀：吉行由実／伸夫：柳東史／西村：飯島大介／長谷川：吉田祐健
◆解説◆
老いも若きも、男も女も、何年振りかの同窓会に大きな期待と不安を抱いて出席する。そんな思いが交錯した三人の三十路女の、下半身物語。
女も、男同様に性欲を持つ。それが年を重ねると激しくなるか渦れてくるかは個人差はあるが。十代、二十代は貪欲なセックスを、そして三十代は味のあるセックスをという。
そんな三十路女の性欲を、監督大門通が、緩急折混ぜて描いている超どスケベ映画。
主演には、男に甘える仕草が絶品の佐藤都、しかもウエスト56センチのスレンダー和風美人。
さあ、忙しいみなさん、今からでも間に会う同窓会に出席しましょう…新しいスリルのある出会いが、待っているかもしれませんよ。乞う、ご期待！
◆ストーリー◆
駅から出てくる三十路女三人。友美、春江、美紀、旅行帰り三人は、人込みの中を歩き出す。
数年ぶりの三十路同窓会をおえた、友美たちの仲良し三人が休んでいる。昔話に花を咲かせた美紀は、真顔で女社長の友美に夫の就職を頼む。美紀の夫の伸夫は半年前、勤めていた証券会社をリストラされて失業中なのだ。友美は「うちも資金繰りが大変で」と即答を避ける。美紀は「そこをなんとかお願い、助けて」と伸夫の待つ家に、二人をおいて先に帰る。
残された友美と春江にとって、伸夫は学生時代のあこがれの先輩だった。クラブコンパで騒いでいる友美と春江、美紀。気が付くとトイレに立った美紀の姿がない。不審に思った友美と春江が美紀を探すと、裏の小部屋で美紀が伸夫を誘って抱かれている。それを見てショックを受ける春江と美紀だった。こうして美紀が抜け駆けして二人から奪い取ったのだった。
今になり、友美があの時のショックをしみじみ語る。春江も思い出し、抜け駆けしてあこがれの先輩を奪った美紀に憎しみが蘇る。友美は春江に美紀への復讐を持ち掛ける。失業中の伸夫を二人で弄ぼうというのだ。目の色を変えてその企みに乗る春江。その代わり、友美は春江に引き続き信用金庫の融資を頼んだ。春江の夫の西村は信用金庫の支店長なのだ。春江は夫に良く頼むと約束してくれた。
一方、美紀の家では遅い夕食を取っている二人。と、そこに友美からの電話が鳴る。「うちの会社で伸夫さんを雇うから、面接にきて」と言う。それを聞いて伸夫は「外資系証券会社の雇用は、無理のようだ」と諦めた。
翌日、社長の友美に町金融の長谷川が金を貸す。長谷川は「期限に返さなければ、あんたは俺のものだ」と脅す。友美は来月には、今までの分すべて綺麗に返すと啖呵を切る。好色な笑いを浮かべて帰る長谷川だ。入れ違いに伸夫がやってくる。友美は就職の条件として身体検査をする。しながら大胆に誘って伸夫に絡み付く。伸夫も友美の妖艶な魅力に負けて抱く。積年の思いを告げる友美。驚く伸夫に「あなたの仕事は、うちの接待係。春江はうちの会社に融資する、大事な信用金庫の金づるなの」と告げた。 家で春江が待っていると伸夫が訪ねて来た。美紀への嫉妬と憎しみに添えて、伸夫を散々いたぶる春江。春美も積年の思いをやっと遂げる。事の後で「あなたは私の飼い犬ね。これからはいつでも、呼ばれたら尻尾を振ってやってくるの。嫌ならまた失業者へ逆戻りよ」と脅した。屈辱の伸夫は領くしかない。
春江が伸夫をいたぶっている頃、ホテルの一室では、春江の夫が友美を抱いている。友美は来月の融資を懇願している。「春江から聞いているが、上からの締め付けが強くて」と曖昧な返事。「三千万どうしてもいるの」とせがむ友美に、西村は言った「僕は君の体には、もう蝕きたよ」と。困惑する友美である。
考えた友美は美紀を公園に呼び出し、会社のため、強いては伸夫のためにある男の相手を頼む。驚き拒む美紀に「いやなら、伸夫さんはクビよ。また失業者へ逆戻り。それでも良いの」と脅かす。そこへ西村が現れた。西村は美紀を見てきにいった。友美は融資約束を取り付けて、西村に美紀を渡した。
夜、伸夫に懸案だった外資系証券会社への再雇用の知らせが入る。電話を受けて喜ぶ美紀。美紀は泣きながら「私、友美に脅されて、あなたを裏切ったの。許して頂載」と西村との関係を告白する。怒った伸夫は友美への復讐を考える。
そして、伸夫は西村を公園に呼び出し、伸夫は友美に頼まれて、女房である春江を抱いたことを西村に告白した。
そして、フルフロードの社長室では、友美が青くなって、電話にかじりついている。電話から西村の声が「上の査定で君の会杜は、第三分類に入ったんだ。これじゃ融資はできないし、今までの分は早急に引き上げるからそのつもりで」友美は驚き「そんなバカな。お願い助けて！」と叫ぶが電話が切れた。呆然自失の友美である。
そこへ「約束の期限だぜ」と長谷川が乗り込み、友美をおもちゃに犯しまくる。いやいやながら悶え出す友美であった。
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