人妻女医と尼寺の美女 快感狂い

2014年公開

◆スタッフ◆

製作:サカエ企画/提供:Xces Film/脚本:岡輝男/監督:新田栄/撮影:千葉幸男/照明:高原賢一/録音:シネ・キャビン/編集:酒井正次/スチール:佐藤初太郎/助監督:小川隆史/現像:東映ラボテック

◆キャスト◆

橋爪美紗子:酒井あずさ/浄魂:葉月螢/吉沢貴子:山口玲子/星川まさみ:平沢里菜子/橋爪明彦:なかみつせいじ/村上啓介:丘尚輝

◆解説◆

 合コンで複数の女性に会い『あのおっぱいが大きい子が良いけど、こっちのスラッとした子も良いな』と目移りした時『あの子がおっぱいが大きくて、スラッとしていれば…』と頭の中で理想型を想像した事は一度はあると思う。しかし、世の中そう上手くいかず、まったく違う女性を選び後悔する。が、しかし、映画の中では全ての夢が叶います。一度で二度美味しい今回の作品。

 ピンク映画界で女医モノと尼寺モノは数ある作品の中でも、取り分け人気の高い二大ビックタイトル。『女医も良いが、尼さんも捨てがたい…』と悩んでいるアナタ!女医で抜いてから、尼さんでも抜いちゃって下さい!

 監督は新田栄でお贈り致します。 

◆ストーリー◆ 

 女医の橋爪美紗子と尼僧の浄魂が、あられもない姿で絡み合っている。互いの性感帯を刺激し合い、徐々にのぼりつめていく。それを、帰宅した美紗子の夫で会社員の明彦が、偶然見てしまう――。

 話は、一年前にさかのぼる。

 都内にある橋爪レディスクリニック。手術室で、美紗子が女子大生・星川まさみの中絶手術をしている。手術は無事に終了。だがその後、美紗子はまさみにもっと体を大事にしなければならないと諭した。中絶手術もこれで2回目なのだ。

 ダメンズばかりを好きになってしまうまさみ。今回のお相手は、30歳を過ぎているのに、未だに定職にも就かず、パチンコばかりしている村上啓介と言う男だった。どうしようもない男だと分かっていても、彼女は抱かれていると「私がなんとかしてあげたい」と思ってしまうのだ。啓介とのセックスもよかった。

 まさみが帰った後、美紗子は我が身を振り返る。そう言えば、このところ明彦との夫婦生活もめっきりご無沙汰だ。「今夜辺り、誘ってみようかしらん?」しかし、帰宅した明彦は仕事で疲れているからと、さっさと寝てしまった。

 数ヵ月後、美紗子は街でばったり、仲睦まじくデートしているまさみと啓介に出会う。あれから、啓介が心を入れ替え就職。結婚を前提につきあっていると言う。「よかったじゃない」と喜ぶ美紗子に、まさみは「実は私、お祓いをしてもらったんです」と話し始めた。先日、友だちに勧められ、水子供養に尼寺を訪れたまさみは、庵主の浄魂にお祓いをしてもらったのだ。「それから私、嘘みたいに彼との関係がうまくいくようになって。美紗子先生も、一度お祓いしてもらったらどうですか?」

 このところ体の調子が悪いのは、もしかしたら水子の霊のせいかもしれない。まさみの話を聞いて、そんなことを思い始めた美紗子は、教えてもらった尼寺を訪ねることにする。

 尼寺の本堂。庵主・浄魂がご本尊に祈りを捧げ、水子供養は終わった。しかしその後、美紗子は母屋に通される。スピリチュアル・カウンセラーもしている浄魂。そんな彼女は、美紗子に「あなたには、水子の霊ではなく生き霊が憑いている」と言った。

 生き霊――詳しく見てもらうと、それは明彦の愛人・吉沢貴子の、「明彦を美紗子から奪いたい」と言う強い念だった。今も、ふたりはどこかのラヴホテルで激しく愛し合っているらしい。浄魂には、それが見えてしまうのだ。そこで、美紗子は浄魂にふたりを別れさせて欲しいと懇願した。だが、それには貴子の身につけている物が必要だと言う……。

 帰宅した美紗子は、何食わぬ顔で明彦の帰りを待った。愛人とセックスして来たことなど、当然おくびにも出さない明彦。美紗子も知らぬふりだ。ふと、明彦のスーツの上着のポケットに、美紗子はイヤリングを見つける。別れ際、貴子が自分の存在を美紗子にアピールしようと入れた物だ。しかし、それは貴子にとって藪蛇だった。

 翌日、イヤリングを持って再び尼寺を訪れた美紗子は、浄魂にお祓いをしてもらった。果たして、それから貴子と明彦は別れ、明彦は美紗子のもとに帰って来た。久しぶりに夫に抱かれ、美紗子は何度もオルガズムに達することが出来た。

 数日後、美紗子のクリニックに浄魂が訪ねて来た。このところ、体の調子が悪いので診察して欲しいと言う。さすがの浄魂も、自分の体までは自身でカウンセリング出来ないらしい。

検診台の上に寝た浄魂の、ヴァギナの中を覗く美紗子。診断の結果、子宮筋腫であることが分かった。良性の腫瘍の為、特に手術の必要もない。しかし、美紗子には心配なことがあった。浄魂は、ホルモンバランスを崩しているように見えたのだ。出家した身とは言え、浄魂も女。閉経までは、定期的に女性ホルモンを刺激分泌させた方がいいのだ。「今度は、私の専門分野。不謹慎なことを言うようですが……」と、美紗子は前置きして、「この病気には、男性とのセックスをオススメしますわ」と言った。「せっかく、こんなにいい体をお持ちなんですもの。勿体ない」だが、浄魂にはどうしていいか分からない。そこで、美紗子はある提案を持ちかける。

 別の日。美紗子が、まさみの診察をしている。「おめでとう。妊娠初期のようね」まさみは、啓介の子を妊娠したのだ。「本当ですか? 早く主人に知らせなくちゃ」 欣喜雀躍して帰るまさみ。

 診療時間が終わった。美紗子がカルテの整理をしていると、そこへ浄魂がやって来た。見つめ合い、微笑むふたり。

 美紗子の自宅の一室で、美紗子と浄魂がレズっている。互いの性感帯をまさぐり合い、貝合わせするふたり。そこへ、明彦が帰って来た。妻と尼さんの痴態を覗き見て、初めは驚き、やがて劣情して来る明彦。それに気づいた美紗子が、夫を寝室の中に招き入れる。そして、3Pとなった。美紗子のリードの下、久しぶりに男とセックスした浄魂は、狂ったように絶頂に達した。

 美紗子「愛人と別れさせて戴いたお礼よ」 浄魂「これからは、お互いに持ちつ持たれつやっていきましょう」 ぐったりした明彦を尻目に、再びレズを始める美紗子と浄魂。ふたりの女の性欲は、朝まで果てることがなかった。