◆スタッフ◆製作:サカエ企画/提供:Xces Film/脚本:岡輝男 2001「尼寺の御不浄 太股観音びらき」より/監督:新田栄/撮影:千葉幸男/照明:高原賢一/音楽:レインボー・サウンド/編集:酒井正次/助監督:加藤義一/スチール:佐藤初太郎/録音:シネキャビン/現像:東映化学

◆キャスト◆

浄泉・浄海:滄麗美/根本かなえ:佐々木基子/多治見夏子:林由美香/池田 弥生:色華昇子/田治見洋二:久須美欽一/鈴木勇也:石川雄也/風間恭介:丘尚輝

◆解説◆

 古い尼寺に先祖代々伝わる妖しげな古文書。その中に書き記された室町時代からの秘密の儀式とは…?エクセス最新作「尼寺の御不浄 太股観音びらき」で事実が明らかになる。

 舞台は人里離れた小さな尼寺。そこに巨乳でべっぴんの尼さんが一人寂しくお寺を営んでいる。尼さんはとは云え独り身の寂しさから毎晩オナニー明け暮れる日々。そんなある日、いつもの様に御不浄でオナニーにふけっていると便器の中から男の顔が現れた!そこからこの物語が始まる。

 主演は色白で巨乳の滄麗美。「私濡れやすいの」と言うだけあって、巨大な男根の形をした隠し本尊に跨りよがりまくるオナニーシーンの愛液は本物!だらだら垂れ流すマジ液はテカテカ妖しい光を放ち、まさに生きる観音菩薩と云って過言ではない。そして脇を固める女優陣も熱演を披露。佐々木基子、林由美香、そしてエクセス初登場の色華昇子と作品を盛り上げる。あなたも一度秘密の尼寺を覗いてみては如何ですか?

 監督は新田栄。年季の入った演出と独特のテンポで我々を楽しませてくれること間違い無し!。

◆ストーリー◆

 山間の村にある小事な尼寺・愛徳院。久しく無人だったこの寺に、最近、尼僧・浄泉が本山から赴任して来た。若くして寺を任され、お勤めに精を出す浄泉。ある日、彼女は戸棚から木の張り型を見つける。それは、代々愛徳院の尼さんたちを慰めてきた、この寺に伝わる秘密の道具だ。いくら尼さんとは言え、体は女。生理前後には、我慢出来なくなることもあるのだ。張り型に魅入られ、懐にそれを忍ばせた浄泉は、御不浄へ向かった。せめて汚れた場所とされる御不浄でなければ心苦しいからだ。果たして、浄泉はその中で大股を開き自慰に耽ってしまう。

 だが、彼女が絶頂に達したその時、便壺の中に人の気配を感じた。ハッとして中を覗き込むと、そこに潜んでいた女(弥生)と目が合う。

 「悪い男に追われ、便壺の中に身を隠していたんです」そう言う弥生を、浄泉は匿ってやることに。愛徳院は駆け込み寺としても有名だった。

 ところが夜になって、浄泉は、弥生が実ほ男だったことを知る。嘘をついていた弥生をたしなめる浄泉に、「私、体は男、心は女の性同一性障害なんです」と悩みを打ち明ける弥生。厳格な家を飛び出した彼女(?)は、かねてから憧れだった尼さんになりたいと相談。「素敵な法衣ですね」なんて言いながら浄泉に迫った。ふたりは、アブノーマルな夜を過ごしてしまう。

 翌日。弥生は、迎えに来た男に連れられて愛徳院を去った。

 弥生が去った直後、今度は修行を望む女(かなえ)が現れた。自分が原因で子供が出来ないことを苦にして離婚し、人生をやり直す為に愛徳院を訪れたと言うかなえ。浄泉は、そんな彼女を受け入れる。

 本堂。かなえが座禅を組んでいる。だが、彼女の脳裏には夫・勇也との思い出が過ぎる。とその時、浄泉がピシャリとかなえの肩を打った。修行の道は厳しく辛いのだ。

 それかち数日後。寺での生活にも慣れたかなえを置いて、隣町の老人ホームへ慰問に出かけたその帰り、浄泉は郷土史を研究しているという男(洋二)と出会う。彼は浄泉に「愛徳院に、封印された秘祭があるそうですね。それを復活させて下さい」と言った。愛徳院にやって来たばかりの浄泉には、何のことか解らない。そんな彼女に、洋二は古文書を開いて見せる。そこには、平安時代、愛徳院が子宝に恵まれない女性たちの為に開かれた寺であること、その裏で不能に悩む男たちを救う秘密の儀式が行われていたことが記されたあった。

 秘密の儀式・・・。それは、愛徳院の隠し本尊(男根の形をした巨大な木製の張り型)に、尼僧が跨って股間をこすりつけ、出てきた愛液を御不浄の下に潜む男(寺はあくまでも男子禁制なで、こっそり便壺に忍ばせた)に秘薬として飲ませるというものだった。

 実は、洋二ほインポに悩んでいたのだ。「私は、田治見コンツェルンの婿養子なのです。しかし、妻・夏子との間に子がなく。このままでは、腹黒い妹夫婦に財産を食い潰されてしまいそうで・・・。これまでにも、いろんなものを試してきました。でも、もうあなたにおすがりするしかないのです!」だが、浄泉は肝腎の隠し本尊の所在も知らないし、それが淫祀邪教の類でないと言い切れない。何度も頭を下げてすがる洋二の姿に後ろ髪を引かれながらも、断るしかなかった。

 その頃、愛徳院ではかなえが彼女を迎えに来た夫・勇也と愛し合っていた。「両親が何と言おうと、そんなこと気にしなくていい。子供が欲しければ、養子を取ったっていいじゃない。俺には君が必要なんだ」優しい勇也の言葉に涙を流して喜ぶかなえ。

 帰院後、そんなふたりの様子を覗き見た浄泉は心打たれ、子宝に恵まれない人たちのために一肌脱ぐ決心をする。かなえも勇也と東京へ帰ることを延期し、浄泉に協力すると言ってくれた。しかし、如何せん隠し本尊の在処がわからない。

 だがその夜浄泉の夢枕に、室町時代、初めて秘密の儀式を行ったとされる尼僧・浄光と隠し本尊が出現したのである。悩める侍たちのために、寺院御法度と覚悟しながら秘密に儀式を遂行した浄光。夢の中、彼女の教えで隠し本尊に跨って洋二のインポを治癒させた浄泉は、成功を祝い性交する。その時、浄泉は確信する。その儀式が淫祀邪教ではなく、もっと崇高な仏の慈愛の儀式であることを。

 翌朝。浄光のお告げで、隠し本尊が開かずの蔵の中に奉られていることを知った浄泉は、自慰用の張り型に仕込まれていた鍵を使って錠前を開ける。果たして、そこには夢枕に出現したのと同じ巨大な男根の形をした隠し本尊が奉ってあった。

 草木も眠る丑三つ時。愛徳院の秘祭りが開始された。かなえの手伝いで体を清め、裸になった浄泉が隠し本尊に大股開きで跨る。股間をこすりつけ、気持ちが高ぶっていく浄泉。やがて、彼女の股間から愛液が溢れ出てくる。一方、こちらは御不浄の便壺こ潜み、まだかまだかと待ち構える洋二。そこへ、白襦袢姿の浄泉が入ってきた。裾を捲り、大股開きで便器に跨る浄泉の股間から、トロ〜リトロリと愛液が滴る。だが、すぐには効かない。「もっともっと」洋二が浄泉の観音様を指で刺激する。すると、泉のように愛液が溢れ出し、それを飲んだ洋二の股間が蘇った!喜び勇んだ洋二は、つい便器から顔を出し浄泉のヴァギナにしゃぶりついてしまう。まんざらでもない浄泉。だが、彼女は自らの気持ちを律し、洋二に「早く奥さんの元へ帰ってあげなさい」と言うのであった。

 さて、宿泊先の旅館へ戻った洋二を待っていたのは、妻の夏子だった。インポを治しに行くと言って出て行ったきり戻ってこない夫を心配して、迎えに来たのだ。そんな妻を、洋二は抱いた。浄泉に感謝しながら・・・。

 それから3ケ月後。浄泉の元に、洋二とかなえからそれぞれ懐妊を知らせる手紙が届いた。「良いことをしたわね」と微笑む浄泉と、手術をして晴れて女となって寺に戻って来た修行尼僧の弥生。浄泉は、その夜も脳める男たちの為に隠し本尊に跨り、御不浄で大股を開くのであった。



主演『滄麗美』


佐々木基子


林由美香


主演『滄麗美』