◆スタッフ◆
製作:ネクストワン/提供:Xces Film/脚本:日下由子/監督:工藤雅典/撮影:高瀬比呂志/照明:小川満/録音:シネキャビン/編集:三條知生/音楽:奈良敏博/助監督:竹洞哲也/現像:東映ラボテック

◆キャスト◆
景子:夏目今日子/ジュン:矢藤あき/麻美:佐々木麻由子/秀樹:那波隆史/信二:伊庭圭介/サラリーマン:サーモン鮭山/昭夫:下元史郎i

◆解説◆
今回の新作は久々の団地妻モノ。最近は団地の数もかなり減ったが、スケベな主婦は昔と変わらず多い。暇な時、団地を歩いていると主婦が声を掛けて来るなんて話も良く聞くが、今回のお話はもっと過激に隣の旦那や、そこら中の男とヤリまくる人妻のお話。団地内は元より、公園、林の中と所かまわずセックスしてしまいます。これを観たら、あなたも団地に行きたくなるかも?しかし、そこは現実の世界なので劇場だけでお楽しみください。

 主演は夏目今日子。ナイスなボディで男を勃起させます。こんな人妻だったら、全てを棄てても良い。と、思える位の彼女。男だった一度はヤリたいこと間違いなしです。どうぞお楽しみください。

 監督は工藤雅典でお贈り致します。

◆ストーリー◆

 雑木林の中で男と絡み合う女・景子(34)。事後、金を払い男はその場を立ち去る。景子は夫の秀樹(38)と二人暮らし。最近、秀樹は会社が倒産して日雇いの仕事しか無く、尚かつ家を購入していた為生活が苦しく金に困り、秀樹に黙って人妻売春をしていた景子。

 帰り道、道端で一人の男・昭夫(59)に声を掛けられる。が、秀樹の帰る前に帰らないと秀樹に仕事がバレてしまう為、昭夫に断りを入れる。

 家に帰り夕食を作る景子。そこに秀樹が帰って来きた。食事を済ませると秀樹が『どこからか、金をかりようか?』と言う。しかし景子は『それだけは駄目よ。はんこ一つで貸してくれるところなんて、ろくなところじゃないもの』と言った。気まずい雰囲気が二人に流れ『倒産したタイミングが悪かったのよ…』と景子が言うと『俺が悪いのか?』と秀樹は景子の頬を殴った…。

 夜、ベッドの中で謝る秀樹。『俺の短気は病気だ…』と言い景子の胸を触る。燃え上がる二人。秀樹が動くたびに、景子の声が大きくなって行った…。

 朝、ベランダでタバコを吸っている秀樹。すると隣のベランダから秀樹を呼ぶ声がする。その声は隣の主婦・麻美(40)だった。『たまには遊びにきたら?暇なんだけど‥』と麻美が秀樹を誘うが『これから職安なんで、また後で…』と断る秀樹。

 数日後、いつものように男を待っている景子。すると、この前の声をかけてきた昭夫が来る。景子は『私がどういう女か分かってるでしょ?』と昭夫を誘った。

 ラブホテルで景子を抱く昭夫。事後、景子が『お金多く貰ってちゃって…』と言うと『他のお客を取って欲しくないんだ。説教してる訳じゃなく、奥さんが死んだ家内の若い頃に似ているんだよ』と優しく景子を抱きしめた。

 家に戻った景子がリビングに行くと、秀樹がゴソゴソと探し物をしている。『あなた、何しているの?』と聞く。そして秀樹の手の中の実印が目に入る。『やめて、お金を借りるのは…』と実印を奪う景子。秀樹はそんな景子に『よこせ!よこせって!』と言いながら殴り続けた…。そして家を飛び出す昭夫。一人になった景子の耳に隣の部屋から秀樹の声と、麻美の喘ぎ声が聞こえて来た。

 そして数日が経ったある日。景子と昭夫がラブホテルにいる。『この年で希望みたいなものが、できる事も有るんだ。あと何年一人でいればいいんだろうって考えてたのに…一緒に来てくれませんか』と昭夫が景子にプロポーズする。景子は堪えていたものが噴出するように、泣き崩れた。

 出発の日。待ち合わせの場所にいる景子と昭夫。二人寄り添い歩いている。すると、景子の足が止まる。すると突然『お味噌汁にネギを入れるの忘れて来たの』『ネギを入れないと…』昭夫は景子の言葉を聞き、寂しそうに笑った。『ご主人が羨ましいよ』と景子をしばらく見つめ、それ以上何も言わず去っていった。

 家で朝食を作る景子。みそ汁の匂いで秀樹が目を覚ましてきた。後ろから抱きしめられた景子の顔は、幸せそうに見えた。