股がる娘 恥じらいラーゲ
2011年公開
◆スタッフ◆
製作…………(株)旦々舎
提供…………XcesFilm
脚本……………山崎邦紀
1995年『私、大人のオモチャです』より
監督……………浜野佐知
撮影……………河中金美
照明……………秋山和夫
音楽……………薮中博章
編集…………フィルムクラフト
制作……………鈴木静夫
スチール……………岡崎一隆
録音……ニューメグロスタジオ
現像……………東映ラボテック
◆キャスト◆
日浦ミツル…………葉月エリナ
町田カズミ…………秋乃こずえ
木本あずま…………杉原みさお
町田裕一…………リョウ
池谷宗男…………タケ
小宮山幹太…………甲斐太郎
白樺敏夫…………平賀勘一
◆解説◆
「こんな女が欲しかった!」と男なら誰でも思うSEXエンジェル登場!
ナチュラル・ボーン・ファッカー『生まれながらのヤリマン女』と異名を持つミツルは千人斬りの美女。ヤリマン女といっても、ただのふしだらな淫乱とは違います。なんと、な、なんとミツルとSEXした男達は、どんどん幸せになるという奇跡が起こるのです。気持ちが良いSEXをして、幸せになれるなんて、世の中の男達は大喜び。福マン、あげまん、いいことづくめのSEXエンジェル。お口でもアソコでも幸福のイオンが一杯つまっている。一度は試したいフェラのテクニックはもの凄い。天にも昇るような気持ち良さ。
あなたを見つめている若い女性が「オジサン、私とエッチしない?」と声をかけてきたら、もしかすると彼女はSEXエンジェルかも…?
SEXエンジェル・ミツルを演じるのは潮吹きで有名な葉月エリナ。撮影中にベットがぐっしょり濡れたというから、ホンモノの潮吹きオンナ。みごとなボディと潮吹きシーンは絶対見逃せない。
不倫する人妻には、あの和服が似合う、小股の切れ上がったイイ女、秋乃こずえ。もうSEXだけが生きがいというヌードモデルには、ぴったりのハマリ役、杉原みさお。
監督は女ながらにスケベを追求し続ける浜野佐知。
監督と三美女が、男達を元気に、気持ち良くさせてくれます。絶対見逃せない一作です!
◆ストーリー◆
ほとんどエロ本に近い週刊誌の編集者・町田は、さえない中年男だった。今日もしょぼくれて繁華街を歩いていると若い女に声をかけられる。
「おじさん、マサツしない?」
戸惑う町田だが、女の言うマサツとはどうやら粘膜同志の気持ちのいいマサツ、SEXらしい。その女ミツルの言うところによると、幸せなマサツは当事者だけでなく、周囲もハッピーにするのだとか。奇妙な言い分よりも、全身からセックスの匂いを発散させているようなミツルに惹かれた町田は、一緒にホテルへ行く。全身全霊をSEXに埋没するミツルに圧倒され、感動する町田であった。
翌日会社で次号の企画を考えていた町田は、ふとミツルの言葉が思い出された。
「男と女のマサツのおかげで、ハッピーなイオンが発生するの。こういうマサツは地球でしか出来ないのよ」
あの奇妙な主張と彼女のヌードで構成することを思い付く。町田は早速ミツルと会った繁華衛に向かう。
熱心な町田の誘いに、ミツルはあっさりOKした。この企画には編集長・白樺のOKが出ていたので、すぐに撮影に取りかかる。写真は、読者とミツルがSEXしているような雰囲気を出すため、すべてハメ撮りとした。カメラマンの池谷がSEXをしながら写真を撮った。町田は撮影を見ながら、池谷に嫉妬している自分に気付く。
ハメ撮り写真に、ミツルの『マサツ主義宣言』を組み合わせた企画は、読者の反響を読んだ。連載を続けるうちに、ミツルはマイナーな世界のアイドル教祖となる。おかげで週刊誌の売上も伸び、町田の実力も見直された。
編集長・白樺は、以前から町田の妻・カズミと不倫の関係を持ち続けていた。白樺はカズミを抱きながら、最近町田が入れ上げている女・ミツルの事を話した。夫へ愛情のかけらすら感じなかったカズミの中で嫉妬が沸いて来た。カズミはいつになく荒々しく白樺にむしゃぶりついていった。
別の週刊誌からミツルの『マサツ主義宣言』の完全なパクリと思える記事が出た。ハメ撮りの写真と『ナチュラル・ボーン・ファッカーあずまクン』の見出し。
白樺はこのパクリ記事に対抗するかのように、ミツルをTVに出すことを提案する。町田は乗り気でないが、編集長の命令なので仕方ない。ミツルを呼び出し、プロデューサーの小宮山に会わせる。
小宮山はミツルに「マサツを実践してくれ」と頼む。ミツルは喜んでパワフルなSEXをする。これをハメ撮りでやったら相当ショッキングな映像が出来ると確信した。
けれどもTV局のカメラマンでハメ撮りなんかやったら問題になる。そこで雑誌でやっている池谷に家庭用ビデオカメラを持たせてする事にした。ミツルの過激なSEXシーンは深夜番組にセンセーソヨナルを起こした。またまたアイドルになってしまうミツル。
ところが、ミツルの過去を暴いた記事が突然出た。『極楽マサツ主義のミツルに街頭で売春婦の過去!』と。その写真を見て驚く。町田が撮った写真だ。あわてて家に帰った町田は、カズミを問い詰める。案の定カズミが嫉妬のためにしたことだった。町田はミツルを捜しに町へ出た。繁華街にもいない。電話をしても通じない。ミツルは町田の前から完全に消えてしまった。
雑誌社に戻ると、白樺が町田のことを「女に逃げられた無能な編集さん」と罵る。自分のことはともかくとして、ミツルを下賤な女と言われ頭にきた町田は、白樺を殴って出て行く。
どこ行くあてもなくさまよう町田。疲れ果ててミツルを捜す気にもなれなかった。「マサツしてる?」とあの聞き覚えのある声がした。信じられないと言った顔で振り返る町田の前にミツルがいた。
町田とミツルは、手を取り合って歩き出す。