新妻奴隷 強制愛撫
2008年公開
◆スタッフ◆
製作:獅子プロダクション/提供:エクセスフィルム/脚本:五代響子 1991年『新妻下半身 わしづかみ』より/監督:佐藤寿保/撮影:河中金美/照明:岩崎豊/編集:酒井正次/録音:銀座サウン/ド助監督:江尻健司・須川修次/スチール:佐藤初太郎/現像:東映ラボテック
◆キャスト◆
滝沢エリ:滝沢祥子:浅井理恵/美奈子:中村京子/あゆみ:水鳥川彩/智子:杉下なおみ/矢島秀之:今泉浩一/滝沢幾郎:佐野和宏
◆解説◆
性格のヨサはAV業界一の浅井理恵が今回は、二役という新たなジャンルに挑戦し、あの透き通る様な肌を純白のウエディングドレスに包み倒錯した性の際を漂流するオンナを演じる。
エクセス三回日の主演となった彼女も一段と演技力を増し、彼女のチョットした表情にゾクゾクッとさせる程の大人の色気が備わり、みる者を感じさせること間違いなし!
あのスレンダーボディーが折れんばかりの激しいカラミシーン!彼女のどこにこれほどのパワーがあるのかと…拍手、拍手。
監督佐藤寿保の狂気の世界で繰り広げられるサイコエロティック!耽美にして危険、しかも官能的な画面。
しかし、ヤル事はしっかりと、か弱い浅井理恵嬢をいたぶり締め上げ、虐待、いじめの限りを尽くすが、これがまた彼女の色気を増しィィ女に変わっていく凄さは秀逸。
監督佐藤は、浅井理恵だけでは飽き足らず、次々と中村京子、水鳥川彩、杉下なおみを誘拐、監禁、調教する。これでもかこれでもかの仕打ちを受けながらもオンナたちは、女に変わっていく…。
◆ストーリー◆
車椅子の少女(年齢不詳)をつれて、真昼の街をウロつく白衣の男・滝沢幾郎(35才くらい)。滝沢は今は廃虚となった病院にこの少女と一緒に暮らしているドクターである。少女・ユリは実は滝沢の姉に当たるのだが、思春期の頃から心身ともに成長が止まり、いわば後天性痴呆症の状態にある。しかし、滝沢は、大人になる前の美しい状態のまま生きているエリを神聖視し、「これこそが女のあるべき姿だ」と確信している。滝沢にしてみれば、世の中の女たちはすべて「打算」「性欲」「猜疑心」「こび」などに汚され、「病んでいる」状態にある。彼女たちを治療し、「パーフェクトな女」に改造することが、ドクター滝沢の「治療」なのである。ドクターの立場を利用し、病院から出てきた患者や看護婦を物色する滝沢。白衣姿で、しかも車椅子の女を連れていれば、病院の庭などに潜入しても決して怪しまれることはなかった。ユリが指示を出す。「ワタシ、あのがいい」滝沢はエリがチョイスしたターゲットに言葉巧みに接近し、アジトである廃虚の病院に連れ去って行くのだった。
病院内にはすでに、滝沢の洗脳・調教を受けて「完成品」に近い状態の女・美奈子がいる。美奈子はいわば牝奴隷で、命じられるままにフェラチオ、人間食卓、エリの下の世話までやってのける。滝沢は拉致してきた女。あゆみの前に美奈子を披露し、「どうだ?美しいもんだろう?昔の日本の女はみんなこうだった。キミも幸せになりたかったら彼女のようになりなさい」と語る。緊縛されたあゆみにはすでになす術がなく、狂気のような調教を受けるしかなかった。何度か逃走を試みるあゆみだがことごとく失敗に終わり、その後には恐ろしいお仕置きが待っている。滝沢自身は自分の病院内を「躾の厳しい明治時代の上流家庭」とイメージし、あゆみを洗脳していくのだった。真白な空間で騒音を聞かせる拷問から始まり、狭い檻への監禁、目隠し緊縛の上、車の屋根に縛り付けて街中を連れ回すなど、パラノイアだけにやることには限度がなかった。やがてあゆみも洗脳されていく自分に対して諦めを感じてくる。
そんな残酷な滝沢が少年のように豹変する一瞬があった。エリと一緒にいる時である。エリと共に過ごすときは、まるでおままごとごっこのように「仲のいい家族」を演じる滝沢。エリの言うことならどんなワガママでも聞いてしまう、マゾ的な一面も明らかになる。
次のエモノをハンティングする日がやってきた。今度のターゲットはカップル。エリが自分用の男の奴隷を欲しがったためである。滝沢は気が進まなかったが、エリには逆らえず、道に車をとめてカーSEXしていたカップルに催眠スプレーをかけて拉致。病院に連れてくる。秀之と智子のカップルは、見られている前でむりやりSEXさせられ、智子は滝沢用に、秀之はエリ用にと精神改造の調教をされていく。智子の方は美奈子も参加してのレズを含む3Pや野外羞恥責め、電気ショックなどによる拷問を課せられる。が、秀之の方はどちらかというと楽なもので、ユリの「家族ごっこ」に付き合う程度だった。ユリと秀之の関係にジェラシーを覚えた滝沢は、次第に女々しくなり、牝奴隷たちに当り始める。そして遂に、エリの目を盗んで拷問、殺してしまうのだった。
「姉さん、あいつはもう死んでしまったよ。やっばり家族はぼくたち二人だけの方が幸せでいいんだよ」
しかし、ユリはすでに秀之の子供を妊娠していた。
「家族が増えるの。私、別に悲しくないわ。生まれてくる子供のためにももう少し役に立つ奴隷を探してきて頂戴」
愕然とする滝沢。しかし、姉のために彼は再び街にハンティングに出ていく。滝沢は、自分自身もまたエリの奴隷に過ぎない存在なのだと、初めて確信するのだった。