牝熟女 馬乗り愛撫
2007年公開
◆スタッフ◆
製作:サカエ企画/提供:Xces Film/脚本:岡輝男 1997年『いやらしい熟女 すけべ汁びしょ濡れ』より/監督:新田栄/撮影:千葉幸男/照明:高原賢一/録音:シネキャビン/編集:坂井正次/音楽:レインボーサウンド/助監督:加藤義一/スチール:佐藤初太郎/現像:東映ラボテック/
◆キャスト◆
吉田弥生:島森千里/高野恵里:林由美香/妹尾五月:しのざきさとみ/吉田詠一:久須美欽一/朝香俊平:藤澤英樹/桑原隆之:大橋寛征
◆解説◆
この映画を見てもらっても解るように、性の不一致は家庭不和の原因の内の一つに挙げられる。夫のセックスは、年を追うごとに入れて出すだけの決まり切ったおざなりセックスとなってしまう。前戯も無ければ「愛してる!」の一言もない。濡れていなければ手に唾を付けそれをヴァギナに塗り、ただペニスを突っ込むだけの男の性欲を満たすだけのものなのだ。自分だけ上り詰める夫を目の前に、これでは感じる訳もイケる訳もない。性の喜びを知り尽くしている熟女ゆえ、欲求不満は溜まるばかりだ。この様に、夫とのセックスに不満を感じている人妻達の多くは、『浮気をしたことがある。機会があれば浮気をしてみたい』と、思っている。夫に対する罪の意識は全く無いと言っても過言では無いようだ。
今回、夫とのSEXに不満を感じている人妻がお決まりのように浮気をする。女の体を良く理解していない夫と結婚したばかりに人性』の選択ミスをしたと後悔、が、しかし、夫に異変が!何があったかは映画を見てからのお楽しみだが、とにかく自分は浮気どころではなくなり家庭円満に収まるというストーリーだ。久々の熟女の登場に生唾を呑んで喜んでいる人も多いと思われるが、その熟女役に百戦練磨の主演島森千里、若いのには未だ負けてはいられない!と、ばかりの勢いだ!熟女が喘ぎ見悶える姿は圧巻される。誰が何と言おうと経験が違う、お色気たっぷりに迫る。ドスケベ監督新田栄がお届けします。
◆ストーリー◆
結婚して6年。若い頃遊んでいた弥生は、夫・詠一とのマンネリSEXに飽き飽きしている。結婚するなら真面目で堅実な人と思って彼を選んだのだが、浮蕩な彼女には我慢の限界が近づいていた。
ある日、弥生は茶道教室を開いている姉・五月の家へ、気晴らしに遊びに行った。自身もお茶の心得のある弥生は、五月の立てたお茶を一服しながら、生活の愚痴をこぼす。弥生の話を聞いた五月は「ちゃんと男を見極めないからよ。適当なところで妥協したからいけないんだわ」と彼女を窘めた。しかし、そういう五月は男を吟味しすぎて未だに独身だ。
と、そこへ茶道教室の生徒である高校生の俊平がやってきた。スポーツ青年の彼は、集中力を養う為にお茶を習っているのだ。彼が来たのをきっかけに、弥生は帰ることにした。
途中で彼女は、五月の家に忘れ物をしたことに気づく。急いで取りに帰ると、何やら奥の部屋から妙な声が聞こえて来るではないか。抜き足差し足で忍んでいくと、なんと五月と俊平が絡み合っていたのである。俊平の若々しい体に、熟れきった五月の体がぶつかる。それを覗くうち、弥生の淫乱な本性が目覚めていくのであった…。
それから数日後、弥生の元に五月から電話があった。用件は、どうしても抜けられない用事が出来てしまった為に、明日の俊平のレッスンを代わって欲しいというものだった。二つ返事で引き受けた弥生は、翌日、いそいそと五月の家に出かけていく。
そして、お茶のレッスンそっちのけで、若い俊平の体を戴いてしまうのであった。久しぶりの夫以外の男の体に、弥生のアソコはいつになくぐしょ濡れ。騎乗位で交わる俊平の臍に、愛液の池が出来るほどだった。
夜、五月から電話があった。感謝を述べる彼女の言葉の裏には、しかし含みが感じられた。どうやら、俊平を戴いてしまったことはバレバレのようだった。しかも、五月と俊平のセックスを彼女が覗いていたことまで。だが、五月はべつに怒るふうでもなく、俊平の味を聞きたがった。「どうだった? 私が仕込んだ男の味は」
翌日。詠一のオフィスに、一本の電話がかかってきた。電話の主は、知り合いの恵里。詠一は、彼女と会う約束をして電話を切る。
最近離婚して、カルチャーセンターで講師を始めた彼女の用件は、詠一に自分の書道の講座を取って欲しいということだった。どうにも受講生が少なくて、閉講の危機にあるらしいのだ。お人好しの詠一は、それなりの月謝を取られるにもかかわらず、受講の約束をしてやる。
その頃、弥生にも一本の電話がかかっていた。相手は、高校の同級生だった隆之だ。卒業して10年。節目の年に幹事にあたっていた隆之は、弥生に幹事の仕事を手伝って欲しいと言う。それを聞いた途端、かつて隆之とつきあっていた弥生は、自分の中で淫乱の虫が蠢き出すのを感じた。そして、二つ返事でOKすると、明日会って打ち合わせをしようということになる。
翌日の土曜。詠一はちょっと出かけてくると言って、家を出た。その足は勿論、恵里のいるカルチャーセンターに向かっていた。コインロッカーに隠しておいた習字セットを持って、いざセンターヘ。詠一が教室に入ると、なるほど、受講生の数は少なかった。
詠一が出かけた後、弥生の家にやってきた隆之は昔より男っぷりがあがったように見えた。「旦那の留守にあがりこんで」、なんて恐縮する隆之は真面目にクラス会の打ち合わせをしようとするが、弥生の目的は端から違う。「隆之だって、多少はそれを期待して来たんでしょ?」隆之の洋服をむしり取るように脱がせると、かって知ったるとばかり彼のモノをくわえこむ。普段は夫と一緒に寝ているベッドに違う男と入るのは、弥生に異常なほどの興奮をもたらした。
生徒たちひとりひとりに、親切に指導する恵里。彼女を見ているうち、詠一はなんだか妙な気分になっていく自分に気づいた。やがて詠一の番が回ってきた。悪筆の詠一は、恵里に書いているところを見られて緊張してしまい、余計に悪戦苦闘。そんな詠一を恵里は優しく指導してくれるのが、それがかえって恥ずかしさを増長。しかし、ふと恵里が詠一の持つ筆に手を添えてお手本を見せた時、ふたりの間に電流が走った。彼女は、そのまま半紙に「後で」と筆を走らせる。
授業の後、教室にふたりきりの詠一と恵里。恵里は、離婚の寂しさを詠一に語るうち、詠一の温もりが欲しくなり、彼にキスをした。どぎまぎする詠一だったが、バツイチ女の情熱的なキスにめろめろになってしまう。
ホテルに入ったふたりは濃厚に絡み合った。恵里の積極的なテクニックに、ヘロヘロになる詠一。だが、彼はそのセックスで相手を思う気持ちを知る。離婚して傷ついた女。そんな彼女を慰めようとする思いやりの気持ちを。そして、自分には弥生とのセックスにその気持ちが欠けていたことに気づくのだった。
詠一が家に戻ったのは、弥生と隆之がシャワーを浴びている時だった。慌てて窓から隆之を逃す弥生。なんとかその場をごまかすことに成功するも、そんな彼女に詠一が積極的なアプローチをしてきた。一瞬驚く弥生であったが、身を任せてみると、今までとは雲泥の差のセックスにびしょ濡れになってしまう。
さっきまで別の男と寝ていたベッドの上で、詠一の愛撫に溺れる弥生。「夫とのセックスがこんなにいいなんて。でも、急に変わるなんておかしい。よそで何かしてきたのかしらん」だが、弥生はそのことを追求しないでおいた。何故なら、そうするのを忘れてしまうほど、満足してしまったから。
しのざきさとみ |
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