痴熟女 Gスポットの匂い

2006年公開

◆スタッフ◆

製作:(株)旦々舎/提供:Xces Film/脚本:山崎邦紀 1993年『お姉さんのONANIE』より/監督:浜野佐知/撮影:稲吉雅志/照明:秋山和夫/音楽:薮中博章/編集:(有)フィルム・クラフト/助監督:女池充/制作:鈴木静夫/ヘアメイク:斎藤秀子/スチール:佐藤初太郎/録音:銀座サウンド/現像:東映ラボテック

◆キャスト◆

小倉真奈:国見真菜/笠原由美:柴田はるか/木元由嘉里:緒坂あきら/当摩道夫:栗原良/当摩数生:ジャンク斉藤/当摩亜里緒:平本一穂

◆解  説◆

 何時も駅で見掛けるロングヘヤー(決してソパージュでは無くあくまでもサラサラのストレート)のお姉さん隣のマンションに住んでいるタータンチェックのミニスカートのお姉さん(決してボディコンで無い)

 この様に、私達の生活している周りにはドキッとさせられるような美味しいお姉さんが生息している。

 そんな清純可憐なお姉さんの隠されたエッチ度を限り無く追求したのがこの「痴熟女 Gスポットの匂い」

 「男が欲しい…でも私は、街で噂のお姉さん。そんなふしだらな事は…でも一人エッチなら」とオナニーに耽る。

 決してお姉さんは、バイブ等の小道具に頼らずひたすら自分の人差指と中指を揺り付ける正当派である。

 此の場合、大きな喘ぎ声は立てず口元から微かに洩れる程度がお姉さんの特徴である。

 この麗しきお姉さんには、最も理想に近い国見真菜がこのロリータフェイスには想像もつかない巨乳を震わせオナニー連発!

 エクセス前作で、圧倒的なスケベ度で好評を博した柴田はるかが、顔は清楚で下半身は淫乱のテクニシャンぶりを発揮。

 それに対抗するようにドエッチ娘の緒坂あきらが過激にフィニッシュ。

 監督には、エッチ度に賭けてはこの人の右に出る者がいない浜野佐知。

 ご存分にお楽しみに!

◆ストーリー◆

 数生にとって、それは白日夢のような出来事だった。

 数生はぼんやりと川を眺めていた。そこへゆっくりと若い女を乗せたボートが流れて来た。神秘的な微笑をたたえた女だった。その目は妖しい艶を数生に吹きかけてくる。女の目からやっとの思いでのがれた数生の視線が全身をとらえた時、信じられないようなことが起きた。女は微笑みながらスカートの中に手を入れ、股間をさすっている。一瞬の出来事だった。これは夢なのか、現実なのかと数生が思いをめぐらせているうちに女を乗せたボートはゆっくり遠ざかって行った。その夜から、数生の夢の中にあの女は現れるようになった。名前、年齢、職業、どこに住んでいるのかもわからない女なのに、思いは膨らみ強烈にひかれていった。

 それから間もなくして数生は、その女と再会した。兄・道夫の恋人としてその女・真奈は数生の前に現れた。

 道夫には真奈の他にも女がいた。風俗ギャル・由美であった。SEXをするために生まれてきたような女であった。清楚な真奈と比べると正反対のタイプである。真奈は恥じらいを持った受身のSEX、由美は自分から快楽を追求するいんらんSEXをする。道夫自身は由美のような女が好きだった。なのに真奈とも関係を続けていたのは、あの妖しい視線で見つめられると自分の意志の自由が効かなくなってしまうのだった。真奈を抱いた後、必ず自己嫌悪に陥り、由美を狂ったように抱くのであった。

 弟・亜里緒にもガールフレンドがいた。亜里緒は兄達が出掛けている時に由嘉里を家に連れ込んでSEXをしていた。他の兄弟に比べ数生は真面目過ざた。兄の恋人を愛してしまった自分を責めながら、反面真奈への思いは日に日に増してくる。真奈に再び会ってからはより激しい感情が押し寄せて来た。ほんの少しの理性が今の数生を支えていた。その理性が真奈からの電話で崩れてしまった。

 真奈の部屋を訪れた数生は、激情にかられ真奈を抱き縛めた。そんな数生を待っていたかのように真奈は受け入れた。兄の恋人を抱くと言う後ろめたさがかえって数生を荒々しくさせた。納得して服を脱ぎだした真奈は、突然オナニーを始めた。

「私を見て…」

 数生は驚いて言葉を失いながら、呆然と見ていた。真奈は数生を意識しながら昇りつめて行った。数生は夢中になって真奈を抱いた。一度抱いたらその後はズルズルと関係を続けていた。もう止めようと思っても麻薬のようなSEXの禁断症状が数生を襲うのであった。そして遂に兄と弟に二人の関係が知れることになった。

 実の兄と弟が真奈を奪いあって争った。道夫は由美がいながら真奈と結婚すると言い出し、数生も自分が結

婚すると言い出した。その時、真奈が突然亜里緒と話し合いたいと言い出した。真奈は自分のせいで申し訳ないと言いながら、亜里緒の前でもオナニーを始めた。驚きながらも亜里緒も真奈と関係を持ってしまった。そして、道夫と数生が亜里緒の部屋を訪ねた時には、真奈は姿を消していた。

 真奈がいなくなって、再び数生兄弟に平隠な日々がやって来た。あの悪魔のような女のことは誰も話題にはしなかった。

 ある日、数生は街で真奈を見掛けた。思わず駆け寄ろうとすると、「ユキコ、ちょつと待てよ」と男が大きな声で真奈を呼び止めた。追いかけて来た男と楽しそうに寄り添う真奈を、数生は呆然と見送った。